君がいないと小説は書けない(新潮文庫)

白石一文/著
配信開始日: 2022/07/28
価格:1,045円(税込)
新潮文庫
文芸一般 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:キミガイナイトショウセツハカケナイシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-134076-0
最愛の妻と四匹の猫――人生における出会いの奇跡。作家生活30年、著者渾身の自伝的小説。
作家・野々村保古は、最愛の女性ことりと、四匹の猫といっしょに暮らしている。十五歳下のことりと知り合ってから二十年、二人はかたときも離れることがなかった。還暦を前にした野々村は、知人の死をきっかけにこれまで出会った人たちへと思いを馳せるようになる。そんな時、ある事件からことりへの疑惑が生じ……。人生という「奇跡」の意味を考え、小説の淵源へと迫る著者渾身の自伝的作品。

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白石一文(シライシ・カズフミ) プロフィール

1958(昭和33)年、福岡県生れ。早稲田大学政治経済学部卒業。文藝春秋勤務を経て、2000(平成12)年『一瞬の光』でデビュー。2009年『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』で山本周五郎賞、2010年『ほかならぬ人へ』で直木賞を受賞。他に『不自由な心』『すぐそばの彼方』『僕のなかの壊れていない部分』『草にすわる』『どれくらいの愛情』『この世の全部を敵に回して』『翼』『火口のふたり』『記憶の渚にて』『光のない海』『一億円のさようなら』『プラスチックの祈り』『ファウンテンブルーの魔人たち』『我が産声を聞きに』『道』など著書多数。

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