死の貝―日本住血吸虫症との闘い―(新潮文庫)
新潮文庫
ノンフィクション一般
地理
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:シノカイニホンジュウケツキュウチュウショウトノタタカイシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-143322-6
紙書籍ISBN:978-4-10-143322-6
腹が膨らんで、やがて死に至る――日本各地に存在した「謎の病」と闘った人々の記録。
腹に水がたまって妊婦のように膨らみ、やがて動けなくなって死に至る――古来より日本各地で発生した「謎の病」。原因も治療法も分からず、その地に嫁ぐときは「棺桶を背負って行け」といわれるほどだった。この病を克服するため医師たちが立ち上がる。そして未知の寄生虫が原因ではないかと疑われ始め……。のちに「日本住血吸虫症」と呼ばれる病との闘いを記録した傑作ノンフィクション。(解説・飯島渉)
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小林照幸(コバヤシ・テルユキ) プロフィール
1968(昭和43)年、長野県生れ。ノンフィクション作家。1992(平成4)年に『毒蛇(どくへび)』で第1回開高健賞奨励賞、1999年に『朱鷺(トキ)の遺言』で第30回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。信州大学卒。明治薬科大学非常勤講師。著書に『パンデミック 感染爆発から生き残るために』『大相撲仕度部屋 床山の見た横綱たち』『熟年性革命報告』『ひめゆり 沖縄からのメッセージ』『全盲の弁護士 竹下義樹』『車いす犬ラッキー 捨てられた命と生きる』など多数。