もういちど、あなたと食べたい(新潮文庫)
新潮文庫
エッセイ・随筆
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:モウイチドアナタトタベタイシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-131134-0
紙書籍ISBN:978-4-10-131134-0
向田邦子、松田優作、樹木希林……名脚本家が忘れ難い食との思い出を綴るエッセイ集。
大切な思い出はいつだって‶食〟とともにある。松田優作と食べたにぎり寿司、佐野洋子が作ってくれた野菜炒め煮、樹木希林に伝えた玄米の味噌雑炊、深作欣二が大好きだったキムチ鍋……。かれらと囲んだ味や匂いは、やがて私の肉となり血となった。映画「それから」「失楽園」等で知られる脚本家が、俳優や監督たちとの出会いと別れ、そして忘れられない食事を振り返る美味しくも儚いエッセイ集。(解説・ハルノ宵子)
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筒井ともみ(ツツイ・トモミ) プロフィール
東京生れ。成城大学卒業。スタジオミュージシャンを経て、脚本家となる。映画「それから」でキネマ旬報脚本賞、「失楽園」で日本アカデミー賞優秀脚本賞、「阿修羅のごとく」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞、テレビドラマ「響子」「小石川の家」で向田邦子賞を受賞。他の作品に映画「嗤う伊右衛門」「ベロニカは死ぬことにした」、テレビドラマ「センセイの鞄」「夏目家の食卓」、舞台「DORA・100万回生きたねこ」など。2007(平成19)年から2016年まで、東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻・教授を務めた。また作家として、小説『食べる女』『女優』、エッセイ『舌の記憶』『着る女』『おいしい庭』などの作品がある。