雪夢往来
単行本
時代小説
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:セツムオウライ
紙書籍ISBN:978-4-10-350957-8
紙書籍ISBN:978-4-10-350957-8
書かねば、夢は終らない。名著『北越雪譜』、刊行に至る四十年の数奇な道
江戸の人々に雪国の風物や綺談を教えたい。越後塩沢の縮仲買商・鈴木牧之が綴った雪話はほどなく山東京伝の目に留まり、出板に動き始めるも、板元や仲介者の事情に翻弄され続け――のちのベストセラー『北越雪譜』誕生までの長すぎる道のりを、京伝、弟・京山、馬琴の視点からも描き、書くことの本質を問う本格時代長篇。
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木内昇(キウチ・ノボリ) プロフィール
1967(昭和42)年、東京生れ。出版社勤務を経て独立し、インタビュー誌「Spotting」を創刊。2004(平成16)年『新選組幕末の青嵐』で小説家デビュー。2008年に刊行した『茗荷谷の猫』で話題となり、翌年、早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞を受賞。2011年に『漂砂のうたう』で直木賞を、2014年に『櫛挽道守』で中央公論文芸賞、柴田錬三郎賞、親鸞賞を受賞した。他の作品に『笑い三年、泣き三月。』『ある男』『よこまち余話』『光炎の人』『球道恋々』『火影に咲く』『化物蝋燭』『万波を翔る』『占(うら)』『剛心』など。