夜明け前 第二部(上)(新潮文庫)

新潮文庫
文芸一般
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作品カナ:ヨアケマエ03シンチョウブンコ
シリーズ名: 夜明け前
紙書籍ISBN:978-4-10-105510-7
シリーズ名: 夜明け前
紙書籍ISBN:978-4-10-105510-7
進撃する官軍。迎え撃つ旧幕軍。戊辰、開戦。動乱が木曽路に木霊する。
鳥羽伏見の戦いが行われ、遂に徳川慶喜征討令が出される。東征軍のうち東山道軍は木曽路を進み、半蔵は一庄屋としてできる限りの手助けをしようとするが、期待した村民の反応は冷やかなものだった。官軍と旧幕府派の激しい戦いの末、官軍方が勝利をおさめ、江戸は東京と改められて都が移された。あらゆる物が新しく造り替えられる中で、半蔵は新政府や村民の為に奔走するのだった。
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島崎藤村(シマザキ・トウソン) プロフィール

(1872-1943)筑摩県馬籠村(現在の岐阜県中津川市)に生れる。明治学院卒。1893(明治26)年、北村透谷らと「文学界」を創刊し、教職に就く傍ら詩を発表。1897年、処女詩集『若菜集』を刊行。1906年、7年の歳月をかけて完成させた最初の長編『破戒』を自費出版するや、漱石らの激賞を受け自然主義文学の旗手として注目された。以降、自然主義文学の到達点『家』、告白文学の最高峰『新生』、歴史小説の白眉『夜明け前』等、次々と発表した。1943(昭和18)年、脳溢血で逝去。享年72。