息子と恋人(上)(新潮文庫)
新潮文庫
イギリス文学
文芸一般
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ムスコトコイビト01シンチョウブンコ
シリーズ名: 息子と恋人
紙書籍ISBN:978-4-10-207001-7
シリーズ名: 息子と恋人
紙書籍ISBN:978-4-10-207001-7
夫への愛もさめたモレル夫人にとって、美しい息子たちが彼女の恋人的存在となっていた。
中産階級の出身で教養のあるガアトルウドは、性的に魅力のある炭鉱夫モレルと結婚した。いつしか夫への愛もさめたモレル夫人にとって、美しい息子たちが彼女の恋人的存在となっていた。長男ウィリアムの突然の死に打ちのめされた母親を慰めるのは、絵の上手な16歳の次男ポオルだった。
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D・H・ロレンス(Lawrence,David Herbert) プロフィール
イギリス、イーストウッド生れ。小学校の教員などを勤めながら書いた作品が認められて作家に。流浪と遍歴に明け暮れながら執筆を続け、独特の「性の哲学」に基づいた数々の作品を発表。肉体の愛による魂の解放をテーマとした『チャタレイ夫人の恋人』には、自らの体験が色濃く反映されている。南フランスで45年の生涯を閉じる。主な作品に『息子と恋人』『恋する女たち』など。
この著者の書籍
吉田健一(ヨシダ・ケンイチ) プロフィール
(1912-1977)ケンブリッジ大学中退。ポー、ヴァレリー等の翻訳の他、『英国の文学』『文学概論』『乞食王子』等の優れた批評、随筆で知られる。