天草の雅歌(新潮文庫)

辻邦生/著
配信開始日: 2002/06/07
価格:770円(税込)
新潮文庫
歴史小説−近世 時代小説 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:アマクサノガカシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-106806-0
鎖国直前の江戸初期の長崎に、通辞として赴いた上田与志が、閉塞していく状況を憂い、時代の権力に挑戦した、その悲劇の生涯。
鎖国体制完成を目前にした江戸初期の長崎に、通辞として赴いた上田与志。役人としての確実な立身を望んでいたはずの彼は、いつしか、鎖国派と海外交易派の政争の渦に巻きこまれていく。混血の美女コルネリアの愛を支えに、閉塞していく状況を憂い、時代の権力に挑戦した、その悲劇の生涯を描く。“物語”のもつ魅力を充分に取り入れ、史実をふまえて構築された壮大な歴史ロマン。

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辻邦生(ツジ・クニオ) プロフィール

(1925-1999)東京生れ。1957(昭和32)年から1961年までフランスに留学。1963年、長篇『廻廊にて』を上梓し、近代文学賞を受賞。この後、芸術選奨新人賞を得た1968年の『安土往還記』や1972年に毎日芸術賞を受けた『背教者ユリアヌス』等、独自の歴史小説を次々と発表。1995(平成7)年には『西行花伝』により谷崎潤一郎賞受賞。他の作品に『嵯峨野明月記』『春の戴冠』等。

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