赤穂浪士(下)(新潮文庫)
新潮文庫
文芸一般
時代小説
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:アコウロウシ02シンチョウブンコ
シリーズ名: 赤穂浪士
紙書籍ISBN:978-4-10-108305-6
シリーズ名: 赤穂浪士
紙書籍ISBN:978-4-10-108305-6
遂に内蔵助が動きはじめた。江戸の町に潜んでいた浪士たちが、次々と結集する。しかし、上野介は果して屋敷に潜んでいるのか?
二度目の夏が過ぎた。主君の復讐に燃える赤穂浪士は、高齢者は体の衰弱に耐え、若き急進派は苛立ち、大石への疑義が止まない。上杉・吉良側も周到な権謀術数を巡らし、小競り合いが頻発する。しかし、大願に向け、遂に内蔵助が動きはじめた。呉服屋に、医者に姿を変え、江戸の町に潜んでいた浪士たちが、次々と結集する。しかし、――目指す上野介は果して屋敷に潜んでいるのか?
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大佛次郎(オサラギ・ジロウ) プロフィール
(1897-1973)横浜市生れ。東京帝国大学政治学科卒業後、外務省に勤務。1923(大正12)年の関東大震災を機に同省を辞し、文筆に専念する。『鞍馬天狗』シリーズで前近代的大衆文学を刷新、その斬新な作風は急速に支持を得た。『パリ燃ゆ』『帰郷』『地霊』など歴史と社会に取材した作品も多い。1967(昭和42)年から死の直前まで朝日新聞連載のライフワーク『天皇の世紀』を執筆。1964年に文化勲章受章。横浜に大佛次郎記念館がある。