過ぐる川、烟る橋(新潮文庫)

鷺沢萠/著
配信開始日: 2017/12/22
価格:528円(税込)
新潮文庫
文芸一般 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:スグルカワケブルハシシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-132517-0
青春の記憶を手繰り、夜の博多に漂うふたりの男、ひとりの女――。夜の博多に漂うノスタルジック・ラブストーリー。
1970年代、東京。貧しくとも、ささやかな夢を分け合う二人の男がいた。九州から単身上京、中華料理店で働く篤志。身体がデカいのが悩みの彼は、店の先輩・勇のすすめでプロレスの世界に足を踏み入れる。運を掴む篤志と、見放される勇、その間で揺れるユキ。時を経て再会した三人は、何を得、何を失ったのか――?青春の記憶を手繰り、夜の博多に漂うノスタルジック・ラブストーリー。

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鷺沢萠(サギサワ・メグム) プロフィール

(1968-2004)1968(昭和43)年、東京生れ。上智大学外国語学部ロシア語科除籍。1987年、18歳の時に「川べりの道」を執筆し、文學界新人賞を受賞。「葉桜の日」などで芥川賞候補に、「ほんとうの夏」などで三島賞候補に挙げられ、1992(平成4)年『駆ける少年』で泉鏡花文学賞を受賞。『少年たちの終わらない夜』『キネマ旬砲』『私の話』『ウェルカム・ホーム!』『ビューティフル・ネーム』など著書多数。

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