オープン・シティ
新潮クレスト・ブックス
アメリカ文学
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:オープンシティ
紙書籍ISBN:978-4-10-590138-7
紙書籍ISBN:978-4-10-590138-7
街の風景とざわめきが、不意に祖国の記憶を揺り起こす。ナイジェリア系作家による傑作長篇。
マンハッタンを日ごと彷徨する、若き精神科医。彼が街路で目にした風景は、屈託に満ちたナイジェリアでの幼い日々、ブリュッセルで移民たちに聞いた苦難の物語と共鳴しながら、時代や場所を超えた大きな物語を描き始める――。PEN/ヘミングウェイ賞ほか数々の賞に輝き「ゼーバルトの再来」と讃えられたデビュー長篇。
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テジュ・コール(Cole,Teju) プロフィール
1975年、アメリカ・ミシガン州生まれ。ナイジェリアで幼少期を過ごし、高校卒業後にアメリカに戻る。ミシガン大学医学部中退後、ロンドン大学とコロンビア大学で美術史を学ぶ。2007年、初の著書となるEvery Day Is for the Thiefをナイジェリアで刊行。2011年アメリカでのデビュー長篇である『オープン・シティ』でPEN/へミングウェイ賞およびローゼンタール賞を受賞、全米批評家協会賞の最終候補に。写真家、美術批評家としても活躍し、ニューヨーク・タイムズ、ニューヨーカー等に精力的に寄稿している。ブルックリン在住。
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小磯洋光(コイソ・ヒロミツ) プロフィール
1979年、東京生まれ。翻訳家。イースト・アングリア大学大学院で文芸翻訳を学ぶ。英語圏の文学作品の翻訳のほか、日本文学の日英翻訳にも携わる。