大平健(オオヒラ・ケン)
1949年鹿児島生まれ。精神科医。幼少期をピッツバーグで過ごした帰国子女のはしり。東大医学部卒業後、しばらくしてペルーに1年間滞在し貧民街で診療、帰国後は聖路加国際病院に勤務し2014年まで精神科の部長を20年近く務めた。『診療室にきた赤ずきん』(新潮文庫)に描かれているように、薬ばかりに頼るのではなく、患者の話の中からヒントを得て症状を根本的に快復させることを実践してきた。ベストセラーになった『豊かさの精神病理』『やさしさの精神病理』や、『動物がお医者さん なぜペットはヒトを幸せにするのか』『治療するとカワイクなります 生きがいの精神病理』など著書多数。2019年4月現在は悠々自適。