宮沢章夫(ミヤザワ・アキオ)
(1956-2022)1956(昭和31)年、静岡県生れ。劇作家・演出家・作家。1980年代半ばから竹中直人、いとうせいこうらとのユニット「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」の作・演出を担当し、小劇場界に衝撃を与えた。1988年、仕事を離れ、マダガスカルで数カ月生活。その後、劇団「遊園地再生事業団」を結成し、1992(平成4)年上演の戯曲『ヒネミ』で岸田國士戯曲賞を受賞、2010年『時間のかかる読書』で伊藤整文学賞(評論部門)を受賞。著書に『牛への道』『わからなくなってきました』『よくわからないねじ』『サーチエンジン・システムクラッシュ』『考える水、その他の石』『アップルの人』『ボブ・ディラン・グレーテスト・ヒット第三集』など。独特な語り口のエッセイに、ファンは多い。