井上雪(イノウエ・ユキ)
(1931-1999)金沢市生れ。真宗大谷派光徳寺坊守。作家、俳人。十代から句作をはじめ、「雪垣」の編集人に就く。1973(昭和48)年、北國新聞連載「働く北陸の女」で、散文に本格的に取り組む。1981年、『廓のおんな』が大宅壮一ノンフィクション賞佳作となる。1991(平成3)年、「紙の真鯉」で泉鏡花記念金沢市民文学賞を受賞。1993年、北國文化賞を受賞する。他に『白き道あり』『人生道半ば』などの著書がある。
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