逢坂剛(オウサカ・ゴウ)
1943(昭和18)年、東京生れ。中央大学法学部卒。1966年博報堂に入社。1980年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。1987年『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。1997(平成9)年6月に博報堂を退職、作家業に専念する。2014年、日本ミステリー文学大賞受賞。2015年、『平蔵狩り』で吉川英治文学賞を、2020(令和2)年には毎日芸術賞を受賞した。主な著作に『百舌の叫ぶ夜』『イベリアの雷鳴』『禿鷹の夜』『相棒に気をつけろ』『アリゾナ無宿』『燃える地の果てに』『重蔵始末』『平蔵の首』など。作風はきわめて幅広く多彩。