向田邦子と昭和の東京(新潮新書)

川本三郎/著
配信開始日: 2012/03/30
価格:660円(税込)
新潮新書
ノンフィクション一般 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ムコウダクニコトショウワノトウキョウシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610259-2
現代は何を失ったのか――。言葉、家族、街並……新たな視点で読み直す。
敗戦から昭和三十年代にかけて、急速な経済成長の中で失われた様ざまな習慣、やさしく奥深い言葉の数々、変わりゆく家族のかたち、東京の町並……それらをいとおしみ、表現し、そして体現し続けた向田邦子。様変わりした現代において、今なお高い人気を誇る作品群をひもとき、早世の天才作家が大切に守り続けたものとは何かをつづる。

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川本三郎(カワモト・サブロウ) プロフィール

1944年東京生まれ。文学、映画、漫画、東京、旅などを中心とした評論やエッセイなど幅広い執筆活動で知られる。著書に『大正幻影』(サントリー学芸賞)、『荷風と東京』(読売文学賞)、『林芙美子の昭和』(毎日出版文化賞・桑原武夫学芸賞)、『白秋望遠』(伊藤整文学賞)、『マイ・バック・ページ』『いまも、君を想う』『成瀬巳喜男 映画の面影』『老いの荷風』など多数。訳書にカポーティ『夜の樹』などがある。

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