数学を愛した作家たち(新潮新書)

片野善一郎/著
配信開始日: 2012/04/27
価格:660円(税込)
新潮新書
ノンフィクション一般 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:スウガクヲアイシタサッカタチシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610167-0
漱石は「坊っちゃん」より数学が得意だった。東西11人の意外なる物語。
自らの描いた数学教師「坊っちゃん」より、はるかに数学が得意だった漱石。数学が苦手で、士官学校の受験に失敗した二葉亭四迷。父親や社会の偽善を憎むがゆえに数学に没頭した、少年時代のスタンダール。英国の科学・数学偏重の風潮を、ガリヴァーに托して皮肉ったスウィフト――。東西11人の作家と数学、作品と数学にまつわるエピソード集。文学的素養や発想法に着目した、古今の数学者たちについても触れる。

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片野善一郎(カタノ・ゼンイチロウ) プロフィール

1925(大正14)年東京生まれ、東京物理学校(現東京理科大学)高等師範科数学部卒。海軍技術研究所、旺文社などを経て最終職は富士短期大学教授。専門は数学史、科学史、数学教育史。著書に『数学史の利用』『数学用語と記号ものがたり』『教師のための数学史』ほか。

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