偽善の医療(新潮新書)
新潮新書
ノンフィクション一般
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ギゼンノイリョウシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610306-3
紙書籍ISBN:978-4-10-610306-3
セカンドオピニオン、ホスピス、有名人の癌闘病記、安楽死……。はびこるウソにメスを入れる。
「患者さま」という偽善に満ちた呼称を役人が押し付けたことで、医者は患者に「買われる」サービス業にされた……。医療にまつわる様々な偽善を現役医師が一喝する。「セカンドオピニオンのせいで患者と医者が疲弊する」「インフォームドコンセントは本当に良いことか」「有名人の癌闘病記は間違いだらけ」「病院ランキングは有害である」「安楽死を殺人扱いするな」――。毒と怒りと医者の矜持が詰まった問題提起の書。
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里見清一(サトミ・セイイチ) プロフィール
本名・國頭英夫。1961(昭和36)年鳥取県生まれ。1986年東京大学医学部卒業。国立がんセンター中央病院内科などを経て日本赤十字社医療センター化学療法科部長。杏林大学客員教授。著書に『死にゆく患者(ひと)と、どう話すか』『医学の勝利が国家を滅ぼす』『医師の一分』など。