気骨の判決―東條英機と闘った裁判官―(新潮新書)
新潮新書
ノンフィクション一般
作品カナ:キコツノハンケツトウジョウヒデキトタタカッタサイバンカンシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610275-2
紙書籍ISBN:978-4-10-610275-2
日本人の誇りとすべき史実であり、みんなが味読すべき物語である。阿川弘之氏推薦。
吉田久、命がけで東條英機と闘った裁判官――。政府に非協力的な国会議員を排除する意図があったとされる「翼賛選挙」では、聖戦遂行の美名の下、国民の投票の自由を実質的に奪う露骨な選挙妨害が行われた。他の選挙無効の訴えが退けられる中、吉田は特高の監視や政府からの圧力に負けず、戦時中に唯一の「選挙無効」判決を下す。これまでほとんど知られることのなかった気骨ある判決と孤高の裁判官の生涯を追う。
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清永聡(キヨナガ・サトシ) プロフィール
1970(昭和45)年福岡県生まれ。NHK記者。1993年広島大学文学部独語科卒。NHK報道局社会部記者として気象庁や司法クラブなどを担当。大分放送局デスク、司法クラブキャップを経て社会部副部長。著書に『気骨の判決』(新潮新書)、『戦時司法の諸相』(共著)。