原発と政治のリアリズム(新潮新書)
新潮新書
社会
政治
科学一般
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作品カナ:ゲンパツトセイジノリアリズムシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610504-3
紙書籍ISBN:978-4-10-610504-3
そのとき政治は無力だった――。「リアリズム」なき現場で生み出された渾身の政治論。
突然、原発事故対応の現場に放り込まれた著者は、眼前の光景に愕然とする。「政治主導」をはき違えた政府、楽観論にこだわる「原子力ムラ」……機能不全の現場には「リアリズム」が欠如していたのだ。高線量下で現場作業をどう進めるか? 原発をコントロールすることは本当に可能か? 真の危機管理能力とは何か? 政治の無力さに苦悩しつつ、その役割と意義を自問し続けた経験から語る現実主義的政治論。
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馬淵澄夫(マブチ・スミオ) プロフィール
1960(昭和35)年奈良県生まれ。衆議院議員。横浜国立大学工学部卒業後、建設会社技術研究員職、上場企業取締役を経て、2003年衆議院議員初当選。以後、国土交通大臣・内閣府特命担当大臣等を歴任。震災後は内閣総理大臣補佐官として原発事故対応にあたる。