白きたおやかな峰(新潮文庫)
新潮文庫
文芸一般
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:シロキタオヤカナミネシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-113122-1
紙書籍ISBN:978-4-10-113122-1
ヒマラヤ山脈の処女峰ディランに挑む日本の遠征隊にドクターとして参加した著者が、大自然の魅惑と愛すべき山男たちの素顔を描く。
想像を絶する巨大な山塊、猛々しくも優雅にそそり立つ大伽藍ーー白雪におおわれた未踏の高峰ディラン。長い準備の末に憧れのヒマラヤにやって来た10人の日本人たちは、病気や悪天候などさまざまな障害を克服しながら、冷酷に人間を拒否しつづける頂上に挑む……。ドクターとして遠征隊に参加した著者が、大自然の魅惑と愛すべき山男たちの素顔を描く書き下ろし長編。
購入サイト
北杜夫(キタ・モリオ) プロフィール
(1927-2011)本名・斎藤宗吉。東京青山生れ。旧制松本高等学校を経て、東北大学医学部を卒業。神経科専攻。1960年、半年間の船医としての体験をもとに『どくとるマンボウ航海記』を刊行。同年、『夜と霧の隅で』で芥川賞を受賞。その後、『楡家の人びと』(毎日出版文化賞)、『輝ける碧き空の下で』(日本文学大賞)などの小説、歌集『寂光』を発表する一方、「マンボウ・シリーズ」や『あくびノオト』などユーモアあふれるエッセイでも活躍した。父、斎藤茂吉の生涯をつづった「茂吉四部作」により大佛次郎賞受賞。