楡家の人びと 第一部(新潮文庫)

北杜夫/著
配信開始日: 2013/09/06
価格:649円(税込)
新潮文庫
文芸一般 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ニレケノヒトビト01シンチョウブンコ
シリーズ名: 楡家の人びと
紙書籍ISBN:978-4-10-113157-3
七つの塔が並び立つ大病院で今日も院長・基一郎は大活躍。自らの一族をモデルに時代と人間の運命を重ね合わせ三島由紀夫に絶賛された大作。
溢れる楽天性と人当たりの良さで患者の信頼を集めるドクトル楡基一郎が、誇大妄想的な着想と明治生まれの破天荒な行動力をもって、一代で築いた楡脳病院。その屋根の下で、ある者は優雅に、ある者は純朴に、ある者は夢見がちに、ある者は漠とした不安にとまどいながら、それぞれの生を紡いでゆく。東京青山の大病院と、そこに集う個性豊かな一族の、にぎやかな年代記の幕が上がる。

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北杜夫(キタ・モリオ) プロフィール

(1927-2011)本名・斎藤宗吉。東京青山生れ。旧制松本高等学校を経て、東北大学医学部を卒業。神経科専攻。1960年、半年間の船医としての体験をもとに『どくとるマンボウ航海記』を刊行。同年、『夜と霧の隅で』で芥川賞を受賞。その後、『楡家の人びと』(毎日出版文化賞)、『輝ける碧き空の下で』(日本文学大賞)などの小説、歌集『寂光』を発表する一方、「マンボウ・シリーズ」や『あくびノオト』などユーモアあふれるエッセイでも活躍した。父、斎藤茂吉の生涯をつづった「茂吉四部作」により大佛次郎賞受賞。

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