暗殺者たち
単行本
純文学
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:アンサツシャタチ
紙書籍ISBN:978-4-10-444406-9
紙書籍ISBN:978-4-10-444406-9
漱石の未確認原稿発掘で話題沸騰! 日本人作家がロシア人学生に語りだす、20世紀初頭を生きた「暗殺者」たちの真実。
安重根による伊藤博文暗殺。大逆事件で処刑された幸徳秋水、管野須賀子、大石誠之助。生きのびた荒畑寒村……。日本近代史のなかの人々が、いまそこに生きている人として語りなおされ、歴史の記述にはおさまらないいきいきとしたポルトレとして浮かびあがってくる。小説ならではの達成として動乱の時代を語る画期的な長篇。
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黒川創(クロカワ・ソウ) プロフィール
1961年、京都市生まれ。同志社大学文学部卒業。1999年、初の小説『若冲の目』刊行。2008年刊『かもめの日』で読売文学賞、2013年刊『国境〔完全版〕』で伊藤整文学賞(評論部門)、2014年刊『京都』で毎日出版文化賞、2018年刊『鶴見俊輔伝』で大佛次郎賞を受賞。おもな小説に『もどろき』『暗殺者たち』『暗い林を抜けて』『ウィーン近郊』『彼女のことを知っている』、評論に『きれいな風貌――西村伊作伝』、鶴見俊輔・加藤典洋との共著『日米交換船』、エッセイに『旅する少年』など。編著に『〈外地〉の日本語文学選』全3巻、『富岡多惠子の発言』全5巻、『鶴見俊輔コレクション』全4巻ほか。