主戦か講和か―帝国陸軍の秘密終戦工作―(新潮選書)
新潮選書
歴史学
日本史
作品カナ:シュセンカコウワカテイコクリクグンノヒミツシュウセンコウサクシンチョウセンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-603731-3
紙書籍ISBN:978-4-10-603731-3
戦争を強力に推進した主戦派の陰で戦局を横目に早期講和を模索した「参謀本部・戦争指導課」の奮闘。
アジア太平洋戦争で終戦の地固めをしたのは、強硬かつ頑迷で悪名高い陸軍内で、極秘の工作活動を行った一派だった! 第二次大戦開始から戦争後期までドイツ軍の戦局に応じて立案された作戦の推移を追いながら、服部卓四郎率いる参謀本部作戦課と松谷誠の戦争指導課との対立を示し、「“陸軍一枚岩”観」を覆す、異色の終戦史。
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山本智之(ヤマモト・トモユキ) プロフィール
1973年東京都に生まれる。1997年明治大学文学部史学地理学科(日本史学専攻)卒業。2007年明治大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程学位取得修了、博士(史学)。現在、明治大学文学部兼任講師。著書に『日本陸軍 戦争終結過程の研究』がある。専門は日本近現代史。大学時代から一貫して先の大戦における戦争終結プロセスについての研究を進めている。