釣師・釣場(新潮文庫)
新潮文庫
エッセイ・随筆
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ツリシツリバシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-103409-6
紙書籍ISBN:978-4-10-103409-6
三崎、九十九里、淡路島から木津川、吉野川、最上川に長良川。その土地の名人に聞く釣談義と旅情あふれる釣行で綴った魅惑の名随筆。
三崎・城ヶ島沖では老鯛釣名人の、甲州ではヤマメ釣名人の釣談義に耳を傾け、九十九里、水郷、尾道、最上川、奥日光、吉野川まで足を伸ばして釣、また釣に明け暮れる。釣が大好き、他人の釣を見るのも好きで、本名「満寿二」を筆名「鱒二」にしたという著者が、全国の釣場と釣師、竿師を訪ねて綴る、愉しい名紀行。
購入サイト
井伏鱒二(イブセ・マスジ) プロフィール
(1898-1993)広島県生れ。本名、満寿二。中学時代は画家を志したが、長兄のすすめで志望を文学に変え、1917(大正6)年早大予科に進む。1929(昭和4)年「山椒魚」等で文壇に登場。1938年「ジョン万次郎漂流記」で直木賞を、1950年「本日休診」他により読売文学賞を、1966年には「黒い雨」で野間文芸賞を受けるなど、受賞多数。1966年、文化勲章受賞。