心に狂いが生じるとき―精神科医の症例報告―(新潮文庫)
新潮文庫
精神医学
作品カナ:ココロニクルイガショウジルトキセイシンカイノショウレイホウコクシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-130573-8
紙書籍ISBN:978-4-10-130573-8
誰もが精神を患う可能性がある。アルコール依存、うつ病、人格障害から統合失調症まで、精神疾患の「現実」と「現在」。
最初は心の小さな狂いでも、それをきっかけに、普通の人間が精神全体を蝕まれてしまうことがあり、ときには取り返しのつかない行動をとることがある。しかし、正常な精神と狂気の境目はごく淡く、我々の社会はアルコール依存、統合失調症、人格障害、うつ病など様々な精神疾患とともにある。人は、いつ、いかにして心を病むのか。現役の臨床医師が、虚説を排して実態を報告する。
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岩波明(イワナミ・アキラ) プロフィール
1959(昭和34)年、神奈川県生まれ。東京大学医学部医学科卒。精神科医、医学博士。発達障害の臨床、精神疾患の認知機能の研究などに従事。都立松沢病院、東大病院精神科などを経て、2012年より昭和大学医学部精神医学講座主任教授、2015年より昭和大学附属烏山病院長を兼務。著書に『発達障害』(文春新書)、『医者も親も気づかない 女子の発達障害』(青春新書)、『誤解だらけの発達障害』(宝島社新書)など多数。