精神科医が狂気をつくる―臨床現場からの緊急警告―(新潮文庫)
新潮文庫
精神医学
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:セイシンカイガキョウキヲツクルリンショウゲンバカラノキンキュウケイコクシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-130574-5
紙書籍ISBN:978-4-10-130574-5
その治療が患者を殺す! サプリ・食事療法・代替医療・脳トレでは治らない――白衣の大罪を告発!!
「うつ病には○○の摂取が有効」「脳トレで認知症は治る」……精神疾患の治療と称してまかり通る妄説の数々。しかしそのまやかしが、取り返しのつかない重篤な患者を生み出す。食事療法は健康食品やサプリを売りつける方便だ。うつ病を「心のかぜ」と呼ぶのは製薬会社と医療行政の欺瞞だ。薬物やカウンセリングの罠から診断基準の陥穽まで、精神医学の世界に蔓延する不実と虚偽を暴く。
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岩波明(イワナミ・アキラ) プロフィール
1959(昭和34)年、神奈川県生まれ。東京大学医学部医学科卒。精神科医、医学博士。発達障害の臨床、精神疾患の認知機能の研究などに従事。都立松沢病院、東大病院精神科などを経て、2012年より昭和大学医学部精神医学講座主任教授、2015年より昭和大学附属烏山病院長を兼務。著書に『発達障害』(文春新書)、『医者も親も気づかない 女子の発達障害』(青春新書)、『誤解だらけの発達障害』(宝島社新書)など多数。