どうすれば「人」を創れるか―アンドロイドになった私―(新潮文庫)
新潮文庫
科学一般
工学
作品カナ:ドウスレバヒトヲツクレルカアンドロイドニナッタワタシシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-126251-2
紙書籍ISBN:978-4-10-126251-2
世界的ロボット学者が創った自分そっくりのアンドロイド。“彼”から見える「人間」とは。
あなたは人間ですか――。日本が誇るロボット研究の第一人者が挑むのは、限りなく人間に近いアンドロイド、自分そっくりの「ジェミノイド」づくりだ。人は鏡と写真のどちらを自分の顔と認識する? ジェミノイドを不気味に感じる境界線は? 人間を“最小限”にデザインすると? ジェミノイドの経年劣化はモデルの自分を修復(整形)? 製作前後の徹底分析で浮かぶ、人間の本質とは。
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石黒浩(イシグロ・ヒロシ) プロフィール
1963(昭和38)年、滋賀県生れ。ロボット工学者。大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻・特別教授、ATR石黒浩特別研究所客員所長&ATRフェロー。知能ロボットと知覚情報基盤の研究開発を行い、次世代の情報・ロボット基盤の実現をめざす。人間酷似型ロボット研究の第一人者。2007(平成19)年、英Synectics社の「世界の100人の生きている天才」で日本人最高位の26位に選ばれる。2011年、大阪文化賞受賞。主な著書に『ロボットとは何か』『ロボットは涙を流すか』『人と芸術とアンドロイド』『“糞袋”の内と外』。哲学者・鷲田清一氏との共著に『生きるってなんやろか?』。