隠れ蓑―北町奉行所朽木組―(新潮文庫)

野口卓/著
配信開始日: 2015/05/29
価格:693円(税込)
新潮文庫
時代小説 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:カクレミノキタマチブギョウショクチキグミ02シンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-125662-7
わが身を狙うのはかつての同門剣士。定町廻り同心・朽木勘三郎、宿命の対決に臨む。
小池文造が両国で目撃された、という。藤原道場で共に汗を流した仲ではあるが、もとより傲岸(ごうがん)きわまりない男だった。私闘に敗れ逐電した後、どのように命を繋いできたのだろうか。やがて、定町廻り同心・朽木勘三郎は宿命の対決へ歩みを進めてゆく(表題作)。勘三郎とその配下朽木組の痛快無比な活躍を描く全四篇。「時代小説に野口卓あり」と高らかに告げる、捕物帳の新たなる定番。

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野口卓(ノグチ・タク) プロフィール

1944(昭和19)年、徳島県生れ。さまざまな職業を経て、編集者・ライターとなる。その傍ら、ラジオドラマの脚本や戯曲を執筆。1993(平成5)年、一人芝居「風の民」で第3回菊池寛ドラマ賞を受賞。2011年、『軍鶏侍(しゃもざむらい)』で小説家として鮮烈なデビューを果たし、評論家、メディアから絶賛を浴びる。2012年、同作で歴史時代作家クラブ賞新人賞を受賞。『闇の黒猫 北町奉行所朽木組』をはじめ、「軍鶏侍」シリーズ、「ご隠居さん」シリーズ、「手蹟指南所『薫風堂』」シリーズなどが好評を博している。著書多数。

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