人間ぎらい(新潮文庫)

モリエール/著、 内藤濯/訳
配信開始日: 2016/03/18
価格:473円(税込)
新潮文庫
フランス文学
作品カナ:ニンゲンギライシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-205901-2
人間って醜いよ! 欺瞞に満ちた社交界が許せない青年が、それでも恋に落ちてしまった相手とは……。涙と笑いで描く古典の傑作!
主人公のアルセストは世間知らずの純真な青年貴族であり、虚偽に満ちた社交界に激しい憤りさえいだいているが、皮肉にも彼は社交界の悪風に染まったコケットな未亡人、セリメーヌを恋してしまう――。誠実であろうとするがゆえに俗世間との調和を失い、恋にも破れて人間ぎらいになってゆくアルセストの悲劇を、涙と笑いの中に描いた、作者の性格喜劇の随一とされる傑作。

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モリエール(Moliere) プロフィール

(1622-1673)フランスの俳優、喜劇作家。本名ジャン=バチスト・ポクラン。オルレアン大学で弁護士の資格を取るが、女優と恋に落ち、劇団を結成。13年余りの巡業生活の後、1659年に風刺劇「才女気取り」で成功を収め、パリに定着した。「ドン・ジュアン」「守銭奴」「人間ぎらい」など、現在も国立劇場コメディ・フランセーズで上演される作品を数多く残している。

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内藤濯(ナイトウ・アロウ) プロフィール

(1883-1977)熊本市生れ。1910(明治43)年東京帝国大学仏文科卒。サン=テグジュペリ『星の王子さま』デュエム『つきの オペラ』等の訳書がある。

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