沈黙の春(新潮文庫)

レイチェル・カーソン/著、 青樹簗一/訳
配信開始日: 2016/05/20
価格:781円(税込)
新潮文庫
科学一般
作品カナ:チンモクノハルシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-207401-5
このDDT告発。これがダイオキシンにいたる人類の闘いの始まりだった。
自然を忘れた現代人に魂のふるさとを思い起こさせる美しい声と、自然を破壊し人体を蝕む化学薬品の浸透、循環、蓄積を追究する冷徹な眼、そして、いま私たちは何をなすべきかを訴えるたくましい実行力。三つを備えた、自然保護と化学物質公害追及の先駆的な本がこれだ。ドイツ、アメリカなど多くの国の人々はこの声に耳を傾け、現実を変革してきた。日本人は何をしてきたか?

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レイチェル・カーソン(Carson,Rachel Louise) プロフィール

(1907-1964)ペンシルベニア州スプリングデールの農場主の娘として生れる。ペンシルベニア女子大学で動物学を専攻後、ウッズホール海洋生物研究所などで研究を続ける。1936年漁業水産局に就職し、政府刊行物の編集に従事。1940年に魚類・野生生物局に移り、1952年に退職するまで、野生生物とその保護に関する情報収集にあたった。1951年の『われらをめぐる海』で、生物ジャーナリストとしての地位を確立。1962年に発表された『沈黙の春』は、自然破壊に警告を発した先駆書として、その後の全世界に大きな影響を与えた。

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