月曜日の朝・金曜日の夜(新潮文庫)
新潮文庫
文芸一般
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ゲツヨウビノアサキンヨウビノヨル
紙書籍ISBN:978-4-10-111108-7
紙書籍ISBN:978-4-10-111108-7
月曜日の朝、国立駅から東京駅までの中央線通勤電車の中でみる世相百態。金曜日の夜、ホッと一息ついたわが街のやすらぎの風情。
中央線に乗って国立駅から東京駅まで通う。沿線に展開する四季折々の風景、車内にみる世相百態など、通勤電車の心とその表情を捉えた「月曜日の朝」。週末にホッと一息ついて行きつけの止り木でピーナツを噛み、寿司屋の床几でコハダをつまむ。わが街のやすらぎの風情を描く「金曜日の夜」。ひとつひとつの挿話に季節感が刻みこまれ、日常生活を再発見する新しい歳時記。
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山口瞳(ヤマグチ・ヒトミ) プロフィール
1926(大正15)年、東京生れ。鎌倉アカデミアに入学。出版社勤務を経て、1958(昭和33)年寿屋(現サントリー)宣伝部に入り、「洋酒天国」の編集者・コピーライターとして活躍する。1962年『江分利満氏の優雅な生活』で直木賞受賞。1979年には『血族』で菊池寛賞を受賞する。1963年「週刊新潮」で始まった「男性自身」は、31年間1614回に及ぶ。シリーズ最終巻は『江分利満氏の優雅なサヨナラ』。1995(平成7)年8月永眠。