戦争と平和(四)(新潮文庫)

トルストイ/著、 工藤精一郎/訳
配信開始日: 2017/01/27
価格:979円(税込)
新潮文庫
ロシア文学
作品カナ:センソウトヘイワ04シンチョウブンコ
シリーズ名: 戦争と平和
紙書籍ISBN:978-4-10-206016-2
英雄・皇帝からコサック兵まで――全登場人物559人が奏でる大シンフォニー。
ナポレオンの大軍は、ロシアの大地を潰走してゆく。全編を通してトルストイは、歴史を作るものは一人の英雄ではなく、幾百万の民衆の生活にほかならないという歴史観を明らかにしてゆく。また、アレクサンドル一世から一従卒まで、全登場人物559人のすべてを、個性ゆたかに生き生きと描き出すことによって構成される本書は、世界文学の最高峰とよぶにふさわしいであろう。

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トルストイ(Tolstoj,Lev N.) プロフィール

(1828-1910)19世紀ロシア文学を代表する巨匠。ヤースナヤ・ポリャーナに地主貴族の四男として育つ。ルソーを耽読し大学を中退後、暫く放蕩するが、従軍を機に処女作『幼年時代』等を発表、賞賛を受ける。帰還後、領地の農民の教育事業に情熱を注ぎ、1862年の幸福な結婚を機に『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』を次々に完成。後、転機を迎え、「神と人類に奉仕する」求道者を標榜し、私有財産を否定、夫人との不和に陥る。1899年『復活』を完成。1910年、家出の10日後、鉄道の駅長官舎で波瀾の生涯を閉じた。

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