カラマーゾフの兄弟(下)(新潮文庫)
新潮文庫
ロシア文学
ドラマ・映画・アニメ関連
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作品カナ:カラマーゾフノキョウダイ03シンチョウブンコ
シリーズ名: カラマーゾフの兄弟
紙書籍ISBN:978-4-10-201012-9
シリーズ名: カラマーゾフの兄弟
紙書籍ISBN:978-4-10-201012-9
死の直前まで書き続けられた、著者の世界観を集大成した巨編。
父親殺しの嫌疑をかけられたドミートリイの裁判がはじまる。公判の進展をつうじて、ロシア社会の現実が明らかにされてゆくとともに、イワンの暗躍と、私生児スメルジャコフの登場によって、事件は意外な方向に発展し、緊迫のうちに結末を迎える。ドストエフスキーの没する直前まで書き続けられた本書は、有名な「大審問官」の章をはじめ、著者の世界観を集大成した巨編である。
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ドストエフスキー(Фёдор М.Достоевский) プロフィール
(1821-1881)19世紀ロシア文学を代表する世界的巨匠。父はモスクワの慈善病院の医師。1846年の処女作『貧しき人びと』が絶賛を受けるが、1849年、空想的社会主義に関係して逮捕され、シベリアに流刑。この時持病の癲癇が悪化した。出獄すると『死の家の記録』等で復帰。1861年の農奴解放前後の過渡的矛盾の只中にあって、鋭い直観で時代状況の本質を捉え、『地下室の手記』を皮切りに『罪と罰』『白痴』『悪霊』『未成年』『カラマーゾフの兄弟』等、「現代の予言書」とまでよばれた文学を創造した。
この著者の書籍
原卓也(ハラ・タクヤ) プロフィール
(1930-2004)東京生れ。東京外国語大学ロシア語科卒。同大教授、学長を歴任。トルストイ、チェホフ、ドストエフスキー等の翻訳多数。著書に『スターリン批判とソビエト文学』等。