娘たちの夜なべ
単行本
エッセイ・随筆
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ムスメタチノヨナベ
紙書籍ISBN:978-4-10-320910-2
紙書籍ISBN:978-4-10-320910-2
父の心や夫の想いを綴るどの一篇にも著者の年輪が渋く光る名エッセイ。
娘たちとの気ままなお喋り、妻とのたまの外出、深夜一人飲む寝酒……。暮らしのぬくもりがここにある。肉親や家族たちへの関心が集約された表題作を含む、著者3冊目の随筆集。
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三浦哲郎(ミウラ・テツオ) プロフィール
(1931-2010)1931(昭和6)年、青森県八戸市生れ。日本芸術院会員。早稲田大学を中退し、郷里で中学教師になるが、1953年に再入学。仏文科卒。1955年「十五歳の周囲」で新潮同人雑誌賞、1961年「忍ぶ川」で芥川賞を受賞。主著に『拳銃と十五の短篇』(野間文芸賞)、『少年讃歌』(日本文学大賞)、『白夜を旅する人々』(大佛次郎賞)、『短篇集モザイクI みちづれ』(伊藤整文学賞)等。また短篇「じねんじょ」「みのむし」で川端康成文学賞を二度受賞。2010(平成22)年8月29日没。