違和感の正体(新潮新書)
新潮新書
社会
作品カナ:イワカンノショウタイシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610667-5
紙書籍ISBN:978-4-10-610667-5
国会前デモ、反知性主義批判、道徳教育、安心・安全――。「正義」のカラ騒ぎ! 瞠目の本格社会評論。
メディアや知識人によって語られる今どきの「正義」、何かがおかしい。どうも共感できない。デモ、教育、時代閉塞、平和、震災など、現代日本のトピックスをめぐり、偉大な思想家たち――網野善彦、福澤諭吉、吉本隆明、高坂正堯、江藤淳――らの考察をテコに、そんな「違和感」の正体を解き明かす。善悪判断の基準となる「ものさし不在」で、騒々しいばかりに「処方箋を焦る社会」へ、憂国の論考。
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先崎彰容(センザキ・アキナカ) プロフィール
1975年、東京都生まれ。東京大学文学部倫理学科卒。東北大学大学院文学研究科博士課程を修了、フランス社会科学高等研究院に留学。2024年5月現在、日本大学危機管理学部教授。専門は倫理学、思想史。主な著書に『ナショナリズムの復権』『違和感の正体』『未完の西郷隆盛』『維新と敗戦』『バッシング論』『国家の尊厳』などがある。