海峡の鎮魂歌(新潮文庫)

熊谷達也/著
配信開始日: 2016/08/19
価格:825円(税込)
新潮文庫
文芸一般
作品カナ:カイキョウノレクイエムシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-134153-8
海が最愛の人を奪ってゆく――。函館の潜水夫・敬介の波瀾の道。心ゆさぶる感涙巨編。
昭和9年春、函館の潜水夫・泊(とまり)敬介は、時化(しけ)る海と吹き荒れる風に妙な胸騒ぎを感じていた。予感は的中し、猛火が街を襲う。妻子と母を探し歩く敬介だったが。さらに昭和20年の空襲、昭和29年の洞爺丸沈没。立ち直ろうともがく敬介に、運命は非情な仕打ちを繰り返す……。仙台在住の著者が震災から半年後、悩み迷いながら筆をとった、再生と希望の長編小説。『烈風のレクイエム』改題。

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熊谷達也(クマガイ・タツヤ) プロフィール

1958(昭和33)年、宮城県生れ。東京電機大学理工学部卒業。1997(平成9)年『ウエンカムイの爪』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2000年『漂泊の牙』で新田次郎文学賞、2004年『邂逅の森』で山本周五郎賞、直木賞を受賞。ほかの著書に『翼に息吹を』『調律師』『潮の音、空の青、海の詩』『明日へのペダル』『孤立宇宙』などがある。仙台在住。

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