空から降ってきた男―アフリカ「奴隷社会」の悲劇―
単行本
ノンフィクション一般
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ソラカラフッテキタオトコアフリカドレイシャカイノヒゲキ
紙書籍ISBN:978-4-10-350061-2
紙書籍ISBN:978-4-10-350061-2
彼はなぜ命を懸けて欧州を目指したのか? 難民問題が生んだ愛と悲しみの実話。
ロンドン郊外の住宅地の路上で、ひとりの黒人青年がB777から墜落し息絶えていた。彼の持ち物はわずかな現金と携帯電話だけ。ジュネーブ、ケープタウン、アンゴラ、モザンビーク──SIMカードに残されたデータを頼りに事件の謎を追い、真相に迫るなかで見えてきたのは、現代の奴隷社会と言うべき過酷な現実だった。
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小倉孝保(オグラ・タカヤス) プロフィール
1964年滋賀県生まれ。関西学院大学社会学部を卒業し、1988年毎日新聞社入社。カイロ、ニューヨーク両支局長、欧州総局(ロンドン)長を経て2015年7月より外信部長。2014年に日本人として初めて英国外国特派員協会賞(特派員部門)受賞。『柔の恩人「女子柔道の母」ラステイ・カノコギが夢見た世界』(小学館)で第18回小学館ノンフィクション大賞、第23回ミズノスポーツライター賞最優秀賞をダブル受賞。著書に『初代一条さゆり伝説 釜ヶ崎に散ったバラ』(葉文館出版)、『戦争と民衆 イラクで何が起きたのか』(毎日新聞社)、『大森実伝 アメリカと闘った男』(同)、『ゆれる死刑 アメリカと日本』(岩波書店)、『三重スパイ イスラム過激派を監視した男』(講談社)がある。