太陽・惑星(新潮文庫)

新潮文庫
文芸一般
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:タイヨウワクセイシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-121262-3
紙書籍ISBN:978-4-10-121262-3
異能の芥川賞作家が、異世界より狂った人間の未来を描いた、異次元のデビュー小説集。
太陽は毎日輝いている。そりゃそうだ。けど、輝き果てた後には何が残るのか? 金か、それともカネかーー。新宿の安ホテルで、アフリカの赤ちゃん工場で、パリの蚤の市で、インドの湖畔で、我ら人類は飽くなき欲望をスパークさせ、挙げ句の果てに太陽による錬金術が完成。ついには不老不死が実現する。バンザーイ!……なのかどうかはあなたが決める。異能の芥川賞作家の伝説的デビュー作。(解説・町田康)
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上田岳弘(ウエダ・タカヒロ) プロフィール

1979年、兵庫県生れ。早稲田大学法学部卒業。2013年、「太陽」で新潮新人賞を受賞しデビュー。2015年、「私の恋人」で三島由紀夫賞を受賞。2016年、「GRANTA」誌のBest of Young Japanese Novelistsに選出。2018年、『塔と重力』で芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。2019年、「ニムロッド」で芥川龍之介賞を受賞。2022年、「旅のない」で川端康成文学賞を受賞。2024年、『最愛の』(2023)で島清恋愛文学賞を受賞。その他の著作に『異郷の友人』『キュー』『引力の欠落』『K+ICO』『多頭獣の話』などがある。