芭蕉紀行(新潮文庫)

嵐山光三郎/著
配信開始日: 2017/05/26
価格:649円(税込)
新潮文庫
エッセイ・随筆 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:バショウキコウシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-141907-7
これまで振り向かれなかった足跡にもスポットを当てた、空前絶後の全紀行。芭蕉の衆道にも踏み込んだくだりは圧巻。各章絵地図入り。
『野ざらし紀行』『冬の日』『笈の小文』『奥の細道』はもちろん、従来の案内書にはない『かしま紀行』『更科紀行』ゆかりのスポットも完全網羅。中学三年で芭蕉の言霊にふれ、自らも「旅を栖」とする著者が、足と目と感性で俳聖の全足跡を辿る。研究者のあいだではタブー視されている、蕉翁の衆道にも踏み込んだ稀有な書。沿道の美味な食べ物も紹介。著者手描きの絵地図入り。『芭蕉の誘惑』改題。

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嵐山光三郎(アラシヤマ・コウザブロウ) プロフィール

1942(昭和17)年、静岡県生れ。雑誌編集者を経て、作家活動に入る。1988年、『素人庖丁記』により、講談社エッセイ賞を受賞。2000(平成12)年、『芭蕉の誘惑』(後に『芭蕉紀行』と改題)により、JTB紀行文学大賞を受賞。『悪党芭蕉』が2006年に泉鏡花文学賞を、2007年に読売文学賞を受賞した。『文人悪食』『文人暴食』『文人悪妻』『文士の料理店』『日本一周ローカル線温泉旅』『死ぬための教養』『寿司問答――江戸前の真髄』『昭和出版残侠伝』『美妙』『芭蕉という修羅』『漂流怪人・きだみのる』など著書多数。

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