雨のち晴れ、ところにより虹(新潮文庫)
新潮文庫
文芸一般
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:アメノチハレトコロニヨリニジシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-125682-5
紙書籍ISBN:978-4-10-125682-5
片想いと両想い、どっちが幸せなんだろう。潮風が心をつないでく、湘南・六つの物語。
人を好きになったら、相手にも同じように想い返してほしい。それって、奇跡を望むことなのかな? 小さなことがきっかけですれ違った夫と妻。母の恋人の存在をうたがう女子高生。思春期の頃にひどく傷つけてしまった女の子の記憶に悩む、余命いくばくもない男。由比ヶ浜、鶴岡八幡宮、江ノ電、逗子マリーナ……潮騒の町を舞台に、離れた心と心が再びつながる瞬間を描く、湘南・六つの物語。
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吉野万理子(ヨシノ・マリコ) プロフィール
1970(昭和45)年、神奈川県出身。新聞社、出版社勤務などを経て、2005(平成17)年『秋の大三角』で第1回新潮エンターテインメント新人賞を受賞。他の著書に『雨のち晴れ、ところにより虹』『今夜も残業エキストラ』『想い出あずかります』『海岸通りポストカードカフェ』『空色バウムクーヘン』『連れ猫』『ロバのサイン会』『イモムシ偏愛記』『忘霊トランクルーム』など多数。『チームふたり』に始まる「チーム」シリーズや『いい人ランキング』『部長会議はじまります』など、児童向けの作品も精力的に執筆している。脚本では『73年前の紙風船』で第73回文化庁芸術祭ラジオドラマ部門優秀賞受賞。