聖・栖(新潮文庫)

古井由吉/著
配信開始日: 2017/05/26
価格:814円(税込)
新潮文庫
文芸一般
作品カナ:ヒジリスミカシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-118503-3
都会からやって来た男と、都会から舞い戻った女。この村の若い二人を結びつけたのは、異様なヒジリの風習だった。連作長編2作。
この村に、男は都会からやって来た。女は都会から舞い戻った。若い二人を結びつけたのは、異様なヒジリの風習だった。男女の愛の生成を土俗的な集団幻想を背景に描出した野心作『聖(ひじり)』と、その続編で、両者が東京で生活を構えてからの営みを多面的に追求した『栖(すみか)』(日本文学大賞受賞)を同時収録。現代の極北を行く著者の斬新で緻密な才能の精華。

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古井由吉(フルイ・ヨシキチ) プロフィール

(1937-2020)1937年東京生まれ。東京大学独文科修士課程修了。ロベルト・ムージル、ヘルマン・ブロッホらドイツ文学の翻訳を手がけたのち、1971年「杳子」で芥川賞を受賞。1980年『栖』で日本文学大賞、1983年『槿』で谷崎潤一郎賞、1987年「中山坂」で川端康成文学賞、1990年『仮往生伝試文』で読売文学賞、1997年『白髪の唄』で毎日芸術賞を受賞。『山躁賦』『眉雨』『楽天記』『野川』『辻』『白暗淵』『ゆらぐ玉の緒』『この道』ほか数多の著作を遺して、2020年2月永眠。

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