習近平と永楽帝―中華帝国皇帝の野望―(新潮新書)
新潮新書
政治
作品カナ:シュウキンペイトエイラクテイチュウカテイコクコウテイノヤボウシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610730-6
紙書籍ISBN:978-4-10-610730-6
二人の皇帝から読みとく漢民族王朝。
漢民族の最後の帝国であった明の3代目・永楽帝と習近平には、意外なほど共通点がある。権門出身という血統のよさ、権力掌握前の苦節、正統性を証明するため、政権創設者に範を取りつつ、前任者を超える政治実績を示すことを迫られた立ち位置、「法治」を掲げた苛烈な政敵排除や国内統制、政権の威光を高めるための対外拡張とアジア秩序構築への意欲――。歴史を踏まえると見えてくる、現代中国の核心に迫る。
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山本秀也(ヤマモト・ヒデヤ) プロフィール
1961年生まれ。産経新聞編集委員兼論説委員。北京大学哲学系卒。シンガポール、台北、香港、北京、ワシントン支局長を歴任。著書に『本当の中国を知っていますか?』『南シナ海でなにが起きているのか』、共訳書に『李登輝実録』など。