「維新革命」への道―「文明」を求めた十九世紀日本―(新潮選書)
新潮選書
文化史・文化論
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作品カナ:イシンカクメイヘノミチブンメイヲモトメタジュウキュウセイキニホンシンチョウセンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-603803-7
紙書籍ISBN:978-4-10-603803-7
「明治維新=文明開化」史観を覆す!
明治維新で文明開化が始まったのではない。すでに江戸後期に日本近代はその萌芽を迎えていたのだ――。荻生徂徠、本居宣長、頼山陽、福澤諭吉ら、徳川時代から明治時代にいたる思想家たちを通観し、十九世紀の日本が自らの「文明」観を成熟させていく過程を描く。日本近代史を「和魂洋才」などの通説から解放する意欲作。
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苅部直(カルベ・タダシ) プロフィール
1965(昭和40)年、東京都生まれ。東京大学法学部教授。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。専門は日本政治思想史。著書に『光の領国 和辻哲郎』、『丸山眞男――リベラリストの肖像』(サントリー学芸賞)、『鏡のなかの薄明』(毎日書評賞)、『歴史という皮膚』、『安部公房の都市』、『「維新革命」への道――「文明」を求めた十九世紀日本』、『日本思想史への道案内』、『基点としての戦後――政治思想史と現代』など。