水田マリのわだかまり

宮崎誉子/著
配信開始日: 2018/08/03
価格:1,320円(税込)
単行本
文芸一般 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ミズタマリノワダカマリ
紙書籍ISBN:978-4-10-300853-8
水田マリ16歳。正直に言うと、高校中退ってこと、かなりわだかまってます。
高校を3日でやめて働き始めた16歳のマリ。殺伐とした洗剤工場の閉塞感の中で、ストレスがほこりのように積もっていく。だけど、ウップンと不満は、生きるのに欠かせないガソリンだ。低賃金労働の現場といじめ、外国人労働者、毒親、そして介護の問題を独特の文体でリアルに描く平成のプロレタリア作家待望の新作。

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宮崎誉子(ミヤザキ・タカコ) プロフィール

1972年千葉県生れ。1998年「世界の終わり」で第3回リトルモア・ストリートノベル大賞を受賞し、作家デビュー。2004年「POPザウルス(A面)」で第30回川端康成文学賞候補、2006年『少女@ロボット』で第19回三島由紀夫賞候補、第28回野間文芸新人賞候補となった。著書に『セーフサイダー』『派遣ちゃん』『女子虫』等がある。

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