トモスイ

高樹のぶ子/著
配信開始日: 2011/07/15
価格:1,232円(税込)
単行本
文芸一般
作品カナ:トモスイ
紙書籍ISBN:978-4-10-351608-8
夜の海で釣り上げた、貝のむき身みたいなもの。突起をそっと吸ってみると、とろりと甘い。
タイ訪問を機に執筆され、選考委員に絶賛された川端賞受賞作「トモスイ」ほか、アジア十カ国との交流から生まれた十篇を収める。台湾の小さな島から上海の路地裏へ、そしてモンゴルの荒野、インドネシアの密林まで。それぞれの土地に息づく瑞々しい匂いとやるせない思いを吸い込み、記憶の中の熱をはこぶ、アジアの物語たち。

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高樹のぶ子(タカギ・ノブコ) プロフィール

1946(昭和21)年、山口県生れ。東京女子大学短大卒。1984年「光抱く友よ」で芥川賞、1995(平成7)年『水脈』で女流文学賞、1999年『透光の樹』で谷崎潤一郎賞、2006年『HOKKAI』で芸術選奨文部科学大臣賞、2010年「トモスイ」で川端康成文学賞、2017年日本芸術院賞、2020(令和2)年『小説伊勢物語 業平』で泉鏡花文学賞、2021年同作で毎日芸術賞を受賞。2009年紫綬褒章、2017年旭日小綬章を受章。2018年文化功労者に。他に『百年の預言』『fantasia』『マルセル』『ほとほと 歳時記ものがたり』など著書多数。

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