「あの世」と「この世」のあいだ―たましいのふるさとを探して―(新潮新書)

谷川ゆに/著
配信開始日: 2018/12/21
価格:836円(税込)
新潮新書
哲学・思想 宗教 民俗学 文化史・文化論 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:アノヨトコノヨノアイダタマシイノフルサトヲサガシテシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610794-8
琉球弧から北海道まで。近代の呪縛を超えて、日本の“境界”をゆく。
「これほどに怪しい天地の中にある、自分自身の不思議ささえ、知覚することのできない者」――江戸後期の思想家・平田篤胤は、不思議な体験を否定する人々を指してこう言った。合理主義と科学全般のもとで日本人が失いつつある霊性、その一方で、言いがたく身体に宿る無意識の古層……琉球弧の島々から北海道まで、土地と人と自然の中にある神々や死者を想い、古代から現代に連なるたましいの水脈を探す。

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谷川ゆに(タニガワ・ユニ) プロフィール

1972年東京都生まれ。早稲田大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。著書に『平田篤胤 交響する死者・生者・神々』『知の共鳴 平田篤胤をめぐる書物の社会史』(吉田麻子名義)がある。2018年12月現在、学習院女子大学、東海大学、相模女子大学で講師を務める。

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