江戸の色道―古川柳から覗く男色の世界―(新潮選書)
新潮選書
民俗学
歴史学
作品カナ:エドノシキドウコセンリュウカラノゾクダンショクノセカイシンチョウセンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-603733-7
紙書籍ISBN:978-4-10-603733-7
僧侶、好き者、御殿女中、後家……かれらが足繁く通った場所はどこか?
性愛文化の最先端にあった江戸庶民は、男色でも同時代の世界をリードしていた。その起源から衆道の奥義、武士同士の「念友の契り」、「小僧は脚気の薬」というような俗信、陰間の生態、陰間茶屋の様子まで、女色の「天悦」に対して「大悦」と呼ばれた悩ましくも奥深いこの道を、当時の色道奥義書の図版や古川柳を交えて紹介する。
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渡辺信一郎(ワタナベ・シンイチロウ) プロフィール
(1934-2004)江戸庶民文化研究者、古川柳研究者。1934年東京生まれ。早稲田大学卒。元都立深沢高校校長。主著に『江戸の寺子屋と子供たち』(三樹書房)『江戸の生業事典』(東京堂出版)、『江戸の女たちのグルメ事情』(TOTO出版)、『江戸の女たちの湯浴み』『江戸のおトイレ』『江戸の閨房術』(新潮選書)、『江戸バレ句 戀の色直し』(集英社新書)、『江戸の知られざる風俗』(ちくま新書)、『江戸の化粧』(平凡社新書)など。蕣露庵主人の筆名もある。2004年没。