海と山のピアノ(新潮文庫)

新潮文庫
            
              文芸一般
              TTS(読み上げ)対応
            
            
              作品カナ:ウミトヤマノピアノシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-106933-3
            紙書籍ISBN:978-4-10-106933-3
ひとも動物も、生も死も、ほんとうも嘘も。物語の海が思考を飲みこむ、至高の九編。
            「四国って土地だから行政からほっといてもらえるのかもしれない」二年に一度、村の全員で住む場所を移す「村うつり」。私は“足”を澄ませ、移った故郷を探す(「ふるさと」)。三崎の若い漁師達は遭難し、マグロになった。海に飛び込もうとする彼らを叱咤したのは船頭の大マグロ。励まされ、必死に漁を続けると――(「野島沖」)。生も死もほんとうも嘘も。物語の海が思考を飲みこむ、至高の九篇。(解説・彩瀬まる)
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いしいしんじ(イシイ・シンジ) プロフィール

1966年、大阪生まれ。京都大学文学部仏文学科卒。2000年、初の長篇小説『ぶらんこ乗り』刊行。2003年『麦ふみクーツェ』で坪田譲治文学賞、2012年『ある一日』で織田作之助賞、2016年『悪声』で河合隼雄物語賞を受賞。その他の作品にプラネタリウムのふたご』『ポーの話』『みずうみ』『四とそれ以上の国』『マリアさま』『げんじものがたり』『息のかたち』など。2025年秋、『トリツカレ男』が高橋渉監督によりアニメ映画に。京都在住。
              





























