毒母ですが、なにか(新潮文庫)

山口恵以子/著
配信開始日: 2020/09/01
価格:737円(税込)
新潮文庫
文芸一般 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ドクハハデスガナニカシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-102271-0
娘は私の作品なの――。「食堂のおばちゃん」シリーズの著者が贈る、読む手が止まらない圧巻の長編!
16歳で両親が事故死し孤児となったりつ子は、絶縁状態だった父の生家・財閥の玉垣家に引き取られる。贅沢な生活を送りながらも常に〈よそ者〉でしかない孤独感を紛らわすかのように勉強に励み、東大に合格。卒業後は名家の御曹司と結婚し、双子を出産する。すべてを手に入れたりつ子が次に欲したのは、子どもたちの成功だった――。永遠にわかりあえない母娘を克明に描き出す圧巻の長編!(解説・斎藤環)

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山口恵以子(ヤマグチ・エイコ) プロフィール

1958(昭和33)年、東京生れ。早稲田大学文学部卒。会社勤めのかたわらドラマ脚本のプロット作成を手掛ける。2007(平成19)年、『邪剣始末』で作家デビュー。2013年『月下上海』で松本清張賞を受賞。当時、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤めながら執筆したことから「食堂のおばちゃんが受賞」と話題に。おもな著書に「食堂のおばちゃん」「婚活食堂」シリーズ、『恋形見』『いつでも母と』『さち子のお助けごはん』などがある。

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