ベートーヴェンと日本人(新潮新書)
新潮新書
音楽
日本史
文化史・文化論
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作品カナ:ベートーヴェントニホンジンシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610884-6
紙書籍ISBN:978-4-10-610884-6
なぜベートーヴェンは楽聖となり、第九は年末の風物詩になったのか? 発見と興奮の文化論。
幕末から明治にかけての日本人には「耳障り」だったクラシック音楽は、「軍事制度」の一環として社会に浸透し、ドイツ教養主義の風潮とともに「文化」として根付いていった。そして日本は、ベートーヴェンが「楽聖」となり、世界のどこよりも「第九」が演奏される国となっていく――。明治・大正のクラシック音楽受容の進展を描きながら、西欧文明と出会った日本の「文化的変容」を描き出す。
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浦久俊彦(ウラヒサ・トシヒコ) プロフィール
1961年生まれ。文筆家・文化芸術プロデューサー。一般財団法人欧州日本藝術財団代表理事。代官山未来音楽塾塾頭。サラマンカホール音楽監督。著書に『フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか』『悪魔と呼ばれたヴァイオリニスト パガニーニ伝』など。